那須川天心ボクシングでは通用しない?理由5選!元世界王者や世間の声は?

かつては「神童」と呼ばれキックボクシングでは無敗を誇る那須川天心さん。

2023年1月15日に自身のSNSでキックボクシングからボクシングへの転向を正式に表明されました。

しかしそんな那須川天心さんに対して「ボクシングでは通用しないのでは?」との声があがっています。

そこで今回は那須川天心さんがボクシングで通用しないと言われる理由について、かつての世界王者の見解を参考にしながら徹底調査したいと思います!

目次

那須川天心がボクシングで通用しないと言われる理由5選!

キックボクシングでは無敗という素晴らしい戦績を誇る那須川天心さん。

しかし、そんな輝かしい戦績がある那須川天心さんでも

「ボクシングでは通用しない」

という声があるのです。

一体なぜボクシングでは通用しないと言われているのでしょうか。

その理由を深堀りしてみました!

理由その① パンチ力の不足

那須川天心さんのパンチ力についての総合的な評価は

ある程度のパンチ力はあるけれどもプロボクサーとしてはまだまだ足りない

という意見に落ち着きそうです。

全然ダメとは言わないけれど世界を相手に戦うにはまだまだ不十分

ということなのでしょう。

キックボクシングとボクシングは名前こそ似ていますが、実際は全く異なるスポーツなのだそう。

キックボクシングは足を使う競技ですが、ボクシングは拳のみを使うスポーツであり

ステップの踏み方から重心のかけ方まで全く違う

といいます。

キックボクシングは

・攻撃はパンチだけでなく、ハイキックや膝蹴りもあり
・重心を下げたり前に移動させたりすることはほとんどない
・重心がまっすぐに近い状態からパンチを打つ

ボクシングは

・攻撃は拳を使い、パンチのみ
・前傾姿勢で重心を下げる
・中腰の低い姿勢からパンチを打つため威力がある

このように、キックボクシングとボクシングでは重心のかけ方が違うため、パンチに乗る威力が全然違うのです。

足を使うことにより直立に近い状態からパンチを打つことになるキックボクシングは、どうしてもボクシングのパンチに比べると威力が落ちてしまうようです。

具志堅用高が語る今後の課題は?

ORICON NEWS

具志堅用高(ぐしけんようこう)ってどんな人?
元WBA世界ライトフライ級王者
世界王座防衛13度(日本人男子世界王者の最多記録)

元世界チャンピオンの具志堅用高さんはご自身のYouTubeチャンネルで那須川天心さんのボクシング転向についてこうコメントされています。

天心さんは最近の試合を見てるとボクシングが上手くなってる。

しっかりできてますね。

だけど1つだけ言わせてもらいますけど、パンチ力ですね。パンチ力が弱い。
 
どの階級でやるかわからないけどね。もっとパンチ力をつけたい。

具志堅用高さんも那須川天心さんのパンチ力が今後の課題だとおっしゃっていますね。

平野紫耀パンチ力強すぎ?

ちなみにこちらは本題とはちょっとズレてしまうかもしれませんが、調査の段階でこのようなものを見つけました👇

これはただ単に平野紫耀さんがすごすぎるということかもしれませんが、ゲームとは言えアイドルにパンチ力で負けてしまったというのは那須川天心さんからしてみれば、なんとも言えない複雑な心境でしょうね。

理由その② スタミナが持つか心配

キックボクシングは

1ラウンド3分で、3〜5ラウンド

短い試合時間の中でダウンを狙う競技です。

一方のボクシングは

1ラウンド3分で、4〜12ラウンド

長期戦になることも多いためスタミナがとても重要となってきます。

そのため

キックボクシング出身の那須川天心さんはスタミナが持つか心配

と思われています。

那須川天心さんは瞬発力やスピードは申し分ないと言われていますから、今後は

いかにスタミナをつけていくか

ということが課題のひとつになっていくでしょう。

竹原慎二が語る今後の課題は?

日刊ゲンダイ

竹原慎二(たけはらしんじ)ってどんな人?】
日本人初のミドル級世界王座を獲得

日本人で初めてミドル級世界王座を獲得した竹原慎二さんは那須川天心さんのボクシング転向について自身のYouTubeチャンネルでこうコメントされています。

端的に言えば、世界チャンピオンになるでしょう。

スピード・破壊力・距離感・タイミング全て持っているんですぐなると思いますよ。

ボクシングって12ラウンドの中の駆け引きがいるラウンドがあるので今やっている競技が3ラウンドでしょ?

3ラウンドと12ラウンドは違うんでそこだけですね。

スピード・破壊力・距離感・タイミング全てを持ち合わせた那須川天心さんは世界チャンピオンになれるとおっしゃっていますね。

ただ、やはりスタミナが唯一心配される点だともおっしゃっています。

理由その③ 防御力の不足

3つめの理由として、防御力の不足が指摘されています。

蹴りとパンチの両方に対応するキックボクシングと、パンチだけのボクシングでは、防御面がまったく違う

とのこと。

長谷川穂積が語る今後の課題は?

デイリースポーツ

長谷川穂積ってどんな人?】
元WBC世界バンタム級王者
・元WBC世界フェザー級王者
・元WBC世界スーパーバンタム級王者
・世界3階級制覇王者
・バンタム級では10度の防衛に成功し5年間世界王座に君臨

ボクシング元世界3階級制覇王者の長谷川穂積さんは那須川天心さんのボクシング転向についてインタビューでこう答えています。

ボクシングに転向する那須川選手は、攻撃面においてすべて通用すると思う。

キックボクシングで培ったキャリア、スピード、フットワーク、何より「格闘技の申し子」と呼べるセンスがある。

重要なのはパンチのもらい方で、18年大みそかのメイウェザー戦は階級の差という前提はあったが、相手のパンチをまともにもらってしまった。

ボクシングの世界レベルの選手なら、100のうち20くらいはパンチを殺してやわらげることができたと思う。

引用元:デイリースポーツ

今後、ボクシングに対応した防御力を身につけていくことも課題のひとつと言えそうです。

理由その④ メンタル面

試合前でもプレッシャーやストレスを全く感じたことがないという那須川天心さん。

とあるインタビューでこう答えています。

昔から父親に厳しくされてきたので、それが一番のストレスだったのかも(笑)。

それに比べたら、他のことは気にならないですね

引用元:Fun!J:COM

さらに、「試合中にイメージ通りの動きができなかった時も引きずることはないか?」

という質問に対してもこう答えています。

それもないです。

例えできなかったとしても、そこを反省して次の試合につなげることを考えます。

マイナスに捉えることはないですね。

考えなさすぎはよくないのかもしれないですけど、いつも、まぁ、なんとかなるでしょって思っています(笑)。

ポジティブが一番。ネガティブなことは考えないようにしています。

引用元:Fun!J:COM

このように那須川天心さんはスーパーポジティブだということがわかります。

しかし、2022年6月19日に行われた武尊さんとの試合後に行われたインタビューではこう答えています。

対戦が決まったときから、負けたらマジで死のうと思っていた

動画を取っていた。遺書の。次の日を迎えられることがよかった。

ずっと人生最後の気持ちだった。死んでもいいと思っていたので生きられてよかった。

本当にハッピーです。

引用元:日刊スポーツ

それほどまでに武尊さんとの試合に本気だったということでしょうが、もし那須川天心さんが負けていたら一体どうなっていたのでしょうか?

考えるとちょっと怖くなります。。

現時点で那須川天心さんの戦績は無敗です。

なので那須川天心さんが負けてしまった時にどんな心理状態になるのかということは、ご本人も含めまだ誰もわからないということです。

キックボクシングでは無敵だった那須川天心さんですが、強豪ひしめくボクシングでは無敗というのはなかなか厳しいと思われます。

今後、試合で負けてしまったとしても那須川天心さんは持ち前のポジティブを発揮して前に進み続けていけるでしょうか?

理由その⑤ 強敵が多すぎる

キックボクシングが日本発祥のスポーツだということはご存じですか?

歴史は比較的浅く、1960年代にムエタイの試合ルールを参考にして考案したのが始まりなのだそう。

一方のボクシングはというと歴史は非常に古く古代オリンピックの競技でもあったとされていて、近代ボクシングは、18世紀にイギリスから始まったと言われています。

つまりキックボクシングは日本が発祥のスポーツのため日本国内では人気がありますが、世界的に見ると競技人口はまだ多くありません

一方のボクシングは歴史も古く世界中で行われている格闘技のため競技人口が非常に多いのです。

なんと

ボクシングの競技人口はキックボクシングの100倍~200倍

だそうです!

そのため、ボクシングはつわものぞろいの格闘技なのです。

那須川天心さんは、具志堅用高さんのYoutubeチャンネルでボクシング転向してからの階級について

バンタムスーパーバンタムかなと考えてます」

と言及しています。

スーパーバンダム級を選んだ場合はアジア人初の主要4団体統一王者となった井上尚弥WBO世界バンタム級者の亀田和毅との対戦の可能性が出てくるそうです。

スーパーバンタム級を主戦場とした場合には、バンタム級初の4団体統一王者となってスーパーバンタム級に転向する井上尚弥(29=大橋)との対戦の可能性が出てくる。その他にも2階級を制した元世界王者でWBA同級2位の亀田和毅(31=TMK)も同じ階級に。

引用元:Yahoo!ニュース

そしてバンダム級を選んだ場合は元K-1王者の武居由樹との対戦の可能性があるそうです。

尚弥とジムメートでボクシング転向5戦目で初タイトルとなる東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得した元K―1王者の武居由樹(26=大橋)も「バンタム級に下げる計画を話し合っている」と大橋会長が明かしおり、那須川がバンタム級を主戦場にすれば元K―1王者VS元RISE王者の一戦が実現する可能性がある。

引用元:Yahoo!ニュース

このように国内だけでも強敵ぞろいですが、海外にも「怪物」などと言われるようなめちゃくちゃ強い選手は大勢います。

「神童」と呼ばれるほど格闘技の才能に溢れた那須川天心さんですが、これから目指していく道は決して楽な道ではなくむしろとても険しい道であることは間違いないでしょう。

那須川天心のボクシング転向について世間の声は?

那須川天心さんのボクシング転向について世間の人たちはどう思っているのでしょうか?

いくつかご紹介したいと思います!

頑張ってほしい」「応援している」という意見がたくさんありました!

那須川天心さんの新たな挑戦を応援したいという方がたくさんいらっしゃるようですね。

一方でこのような厳しい意見もありました。

那須川天心さんはボクシングでは通用しないのではないか?と思われている方も一定数いらっしゃるようです。

また、井上尚弥戦や亀田和毅戦、武居由樹戦を期待する声もありました。

天才的な格闘技のセンスを持っている那須川天心さん。

「ボクシングで通用するかどうか」ということは現時点ではわかりませんが、自ら険しい道へ進み努力する姿は本当にかっこいいと思います!

これからも那須川天心さんは世間の人たちの注目を集め続けること間違いなしですね!

那須川天心さんの今後の活躍が本当に楽しみです!

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